異形の役者体32007年03月26日
皆さん、いかがお過ごしですか? 根津甚八です。
2、3日前から、朝晩の気温も上がってきましたね。
この調子でいってくれれば、今週末には、待ちに待った染井吉野の満開が見られるのではと期待しています。
桜ってホントにいいですよねえ。蕾をつけ始めのころも、チラホラと花の開き始めも、満開の時はもちろんですが、俺が最も好きなのは、その散ってゆく桜です。
満開を迎えたかと思ったら、あっという間に散ってゆく。
それも、淡いピンクの色のまま一気に散ってゆく。
その潔さに美を感じます。あの散り方。
桜風吹とはよく名付けたものだと感心してしまいます。
俺は、あんな美しい散り方をする花を、他に知りません。
それに加えてあの香り。
桜の葉の香りを嗅ぐと、もう身も心もトロケてしまいそうな夢見心地になってしまいます。
だから、当然、桜餅、道明寺、桜茶・・・etc。桜の香りのするものには目がないですねえ。
元々好い香りに弱い体質ですが、桜の香りはまた格別ですね。
そういえば、息子が生まれた日も、桜が丁度満開でした。
この子は本当に良い季節に生まれたものだ。一年に一度巡ってくる誕生日を、桜が祝ってくれる。
親であるにも関わらず羨ましく思いました。
でも、家の庭には桜は植えてありません。
桜が散ったころに花をつける「ハナカイドウ」が、楽しませてくれます。
まだこんな感じ
サクランボのように枝からぶらさがって咲くので、かすかな風にもゆらゆらと揺れる姿が可愛いらしいんです。
裏庭では、杏子の木も桜色の花を咲かせ始めてます。
また、そういえば、先週の火曜日は俺たちの結婚記念日でした。
なんと、13回目。いやあ、「光陰矢の如し」です。
家族3人と奥にいる「眠り猫」も参加
またまた、そういえば、先週の22日の「世界水泳2007メルボルン」のシンクロナイズスウィミングでソロ・フリー決勝、見てしまいました。
デデュー!!!!! 凄かったな。 完璧な演技でした。
実は以前から、その深く豊かな表現力と美貌に魅きつけられていたんです。
デデューの普通でないのは、シンクロといえばつきものの「ノーズクリップ」なしでシンクロしてしまうところですよね。
特別に訓練したわけでもなく、いつのまにかクリップなしで出来るようになったと、以前見たTVドキュメント番組で彼女自身が言ってました。
それと、振り付け上必要な飛沫以外には、演技中殆ど水しぶきを立てないところ。
「炎のゴブレット」の時のハリー・ポッターのようにエラ呼吸でもしているんじゃないかと思えるくらい、水の中を自在に舞う姿は、まさにマーメイドの化身ではと思わせる。
そのデデユーが、他を寄せ付けない圧倒的な強さで世界大会を連覇した直後引退したのに、今大会だけに限っての参戦である。
何故か?
デデューは、去年の覇者・イシェンコの演技を見て「彼女の演技は技術高いが芸術ではない。」と評していた。
要するに、あの演技でシンクロの女王などと呼ばせない。自分が築き上げた「芸術のシンクロ」こそ、真のシンクロであることを再認識させたかったのではないだろうか。彼女は、自分より8才も若い新女王・イシェンコから、女王の座を奪い返すために復帰したのだ。
2年近く休んでいて、今回のメルボルン大会までたったの4ヶ月しか練習出来なかったにも関わらず、ソプラノの大天才「マリア・カラスの生涯」をテーマに選んで登場したデデューは、驚くべきことに、以前より進化した完璧なパフォーマンスを披露してくれたのだ。
優勝が決まった瞬間、彼女は、顔を両手で覆い泣いた。
俺もテレビの前で泣いていた。
何か今回は、いきなり枕で脱線だあ。
そうです。麿さんだよ、麿さん。
でもって、やっと大怪優麿赤児(あかじ)のお話。
麿さんの特異な外見をイメージで述べるとすれば、「人間とワニとゴリラとマムシとオランウータンをかけ合わせたような妙な生き物」ということにでもなろうか。
しかし、その動きは、妖しく、優雅であり、品位があるのだ。
鈍くさいところなど微塵もないし、重苦しさとも無縁。
陽気な魔物といったらいいのだろうか。
「少女都市」で麿さんが演じたのは、フランケ醜態という奇妙な名前のガラス工場の主任。名前も普通ではないが、メイクも衣装も変っていた。中でも傑作は、そのコスチューム。
軽妙な仕掛けもあり、麿さん考案の衣装の最高傑作ではないかと、今でも思っている。
残念ながら舞台稽古の時のもの。スッピンである。
状況劇場の場合、衣装は、台本に指定がなければ、ごく一部の人を除いて、デザインも、衣装代も自前が基本。
この写真ではよく分からないと思うけど、肩に着けてるのは、アメフト用のプロテクター。これが、全身白塗りの「フランケ醜態=麿さん」に、実に似合ってた。
胸の部分には、可動式の赤いカーテンが付けてあって、ここぞという時に開いたり閉まったりするのである。
フランケ醜態のキャラクターにドンピシャで、傑作であった。
それに、登場の仕方にも、また度肝を抜かれた。あんな登場、後にも先にも見たことがない。
またぞろ、長くなってしまいました。
続きは次回とさせていただきます。
では、またお会いしましょう。
2、3日前から、朝晩の気温も上がってきましたね。
この調子でいってくれれば、今週末には、待ちに待った染井吉野の満開が見られるのではと期待しています。
桜ってホントにいいですよねえ。蕾をつけ始めのころも、チラホラと花の開き始めも、満開の時はもちろんですが、俺が最も好きなのは、その散ってゆく桜です。
満開を迎えたかと思ったら、あっという間に散ってゆく。
それも、淡いピンクの色のまま一気に散ってゆく。
その潔さに美を感じます。あの散り方。
桜風吹とはよく名付けたものだと感心してしまいます。
俺は、あんな美しい散り方をする花を、他に知りません。
それに加えてあの香り。
桜の葉の香りを嗅ぐと、もう身も心もトロケてしまいそうな夢見心地になってしまいます。
だから、当然、桜餅、道明寺、桜茶・・・etc。桜の香りのするものには目がないですねえ。
元々好い香りに弱い体質ですが、桜の香りはまた格別ですね。
そういえば、息子が生まれた日も、桜が丁度満開でした。
この子は本当に良い季節に生まれたものだ。一年に一度巡ってくる誕生日を、桜が祝ってくれる。
親であるにも関わらず羨ましく思いました。
でも、家の庭には桜は植えてありません。
桜が散ったころに花をつける「ハナカイドウ」が、楽しませてくれます。
まだこんな感じ
サクランボのように枝からぶらさがって咲くので、かすかな風にもゆらゆらと揺れる姿が可愛いらしいんです。
裏庭では、杏子の木も桜色の花を咲かせ始めてます。
また、そういえば、先週の火曜日は俺たちの結婚記念日でした。
なんと、13回目。いやあ、「光陰矢の如し」です。
家族3人と奥にいる「眠り猫」も参加
またまた、そういえば、先週の22日の「世界水泳2007メルボルン」のシンクロナイズスウィミングでソロ・フリー決勝、見てしまいました。
デデュー!!!!! 凄かったな。 完璧な演技でした。
実は以前から、その深く豊かな表現力と美貌に魅きつけられていたんです。
デデューの普通でないのは、シンクロといえばつきものの「ノーズクリップ」なしでシンクロしてしまうところですよね。
特別に訓練したわけでもなく、いつのまにかクリップなしで出来るようになったと、以前見たTVドキュメント番組で彼女自身が言ってました。
それと、振り付け上必要な飛沫以外には、演技中殆ど水しぶきを立てないところ。
「炎のゴブレット」の時のハリー・ポッターのようにエラ呼吸でもしているんじゃないかと思えるくらい、水の中を自在に舞う姿は、まさにマーメイドの化身ではと思わせる。
そのデデユーが、他を寄せ付けない圧倒的な強さで世界大会を連覇した直後引退したのに、今大会だけに限っての参戦である。
何故か?
デデューは、去年の覇者・イシェンコの演技を見て「彼女の演技は技術高いが芸術ではない。」と評していた。
要するに、あの演技でシンクロの女王などと呼ばせない。自分が築き上げた「芸術のシンクロ」こそ、真のシンクロであることを再認識させたかったのではないだろうか。彼女は、自分より8才も若い新女王・イシェンコから、女王の座を奪い返すために復帰したのだ。
2年近く休んでいて、今回のメルボルン大会までたったの4ヶ月しか練習出来なかったにも関わらず、ソプラノの大天才「マリア・カラスの生涯」をテーマに選んで登場したデデューは、驚くべきことに、以前より進化した完璧なパフォーマンスを披露してくれたのだ。
優勝が決まった瞬間、彼女は、顔を両手で覆い泣いた。
俺もテレビの前で泣いていた。
何か今回は、いきなり枕で脱線だあ。
そうです。麿さんだよ、麿さん。
でもって、やっと大怪優麿赤児(あかじ)のお話。
麿さんの特異な外見をイメージで述べるとすれば、「人間とワニとゴリラとマムシとオランウータンをかけ合わせたような妙な生き物」ということにでもなろうか。
しかし、その動きは、妖しく、優雅であり、品位があるのだ。
鈍くさいところなど微塵もないし、重苦しさとも無縁。
陽気な魔物といったらいいのだろうか。
「少女都市」で麿さんが演じたのは、フランケ醜態という奇妙な名前のガラス工場の主任。名前も普通ではないが、メイクも衣装も変っていた。中でも傑作は、そのコスチューム。
軽妙な仕掛けもあり、麿さん考案の衣装の最高傑作ではないかと、今でも思っている。
残念ながら舞台稽古の時のもの。スッピンである。
状況劇場の場合、衣装は、台本に指定がなければ、ごく一部の人を除いて、デザインも、衣装代も自前が基本。
この写真ではよく分からないと思うけど、肩に着けてるのは、アメフト用のプロテクター。これが、全身白塗りの「フランケ醜態=麿さん」に、実に似合ってた。
胸の部分には、可動式の赤いカーテンが付けてあって、ここぞという時に開いたり閉まったりするのである。
フランケ醜態のキャラクターにドンピシャで、傑作であった。
それに、登場の仕方にも、また度肝を抜かれた。あんな登場、後にも先にも見たことがない。
またぞろ、長くなってしまいました。
続きは次回とさせていただきます。
では、またお会いしましょう。
投稿者 根津甚八 18:00 | コメント(13)| トラックバック(0)
ローソクを灯してのお祝い、アツアツですね(^^)
いいな~。
根津さんが旦那様の奥様が羨ましい~。
さて、日本人にとって桜は特別の思いがありますよね。
散った花びらが風で地面を舞う、とてもきれいで好きです。
お庭にいろんなお花が咲いてくれて良いですね。
家でお花見ができるなんて最高ですね(^^)
ヽ(*´▽)ノ♪
今でも家族で祝えるなんて奥様が裏山すぅぃ
うちなんて、誕生日すら忘れられてますから(;_;)
根津さんのお庭の花とても可愛いですね(^ー^)
私も花粉症とは言え桜が一番大好きな花です。
あの儚げで凛とした姿が大好き 夜桜見ながら一杯なんてもぅ最高☆
子供も来月進級なので、その頃には満開になるといいなぁ(^ー^)
麿さんって今でも存在感凄いケド、昔からだったんですね((((;゜Д゜)))
スキンヘッドが更に
((((;゜Д゜)))ガクガク
なのに昔フジテレビHAY×Bで『東京デラックス』と言う映画の劇中歌で岸谷五朗さんのバックコーラスをしてるお姿が何ともオチャメでしたょ(笑)
ところで、麿赤児さんですが、前回は、衝撃的でした。
まるで、落雁の桃のような頭ですね。今回の可動式カーテン付き衣装も、かなりラジカルで、まさに状況劇場のイメージですね。次回更新、楽しみにしてます!!! (今回は、早々と更新して下さり とっても幸せ!) かなりハマッテマス。
最後に、Congratulations!13回目の結婚記念日★★
ご結婚記念日おめでとうございます。
ご家族でお祝い羨ましいです。温かさが伝わってきますね(^^)
根津さまが・・泣いた?思わず!「そのお姿を見たい」って思った私は悪い人です。(ごめんなさい)
春の訪れを感じながら・・・思いっきり桜を満喫してくださいませね。
根津さんちのお庭は四季折々を満喫できてほんとに風情がありますねぇ~。
それに、「結婚記念日のケーキ」・・・・ごちそうさま!
ご家族のあったか~い雰囲気がビシビシ伝わってきましたよ。
どうでもいいんですが我が家も根津家と同じ家族構成で、結婚
25年目突入しました。勝った~!(笑)
シンクロ、全くチェックしてませんでした。
すんごいお話をありがとうございます。
いつも暖かくって、素敵なお話で癒されます~。
んでもって、最後がまた・・・フランケ磨さん・・・・(笑)
シンクロ、私はあとでニュースの映像でみました(スケートを見ていたもので)。デデューの演技は圧巻でしたね。でも2位のイシェンコも本人にしては初となる、技術点より芸術点が高かったとか。デデューの復活に自分もこのままではいけないと思ったのでしょうか?今後が楽しみですね。
根津さんの日々の生活がかいま見られてうれしいです。これからも楽しみにしてます!
もう一人の息子さんも映画監督さんとか。やはり育つ環境ってあるのかな~。根津さんのお子さまもそのうち?なんて。
はじめまして、私は根津さんの大ファン(ファン暦20年)です。
今日根津さんのブログを発見して、ビックリ!そして感動!!
その上、結婚記念日が同じ(我が家は8回目)という事を知り、またまたビックリ大感動です。
・・・でも、我が家のご主人様は結婚記念日どころか、18日に2歳を迎えた息子の誕生日さえ忘れていましたけど。どうして???
これからもブログ楽しみにしています。
ローソクをたてたケーキが、あたたかいです。(T-T)うちもみならわなければ。
根津さんや麿さんの状況劇、ナマで見たかったです。(笑)カーテンで開け閉めできる衣装(爆)って???意味がわかりません。(笑)もうナマでは見れないのですよねぇ。
「冬の運動会」で根津さんを見てから、ずーっとファンです。
私には弟二人いますが、弟たちも大ファンで、昔コンサートにも行かせていただきました。
根津さんのようなすばらしい役者さんは、なかなか出てきません。
これからもずーーーーーーーーーーっとファンです。
突然ですが私の子供も海斗といいます。
中学2年のバスケ少年だ~~~~あ