ひょんなこと22006年05月29日
俺の人生振り返ってみると、「ひょんなこと」がきっかけで大きな展開へ繋がってきたこと多いような気がするな。いや、みなさんも意外にそうじゃないですか?
たとえば、今回ブログをtennis365に載せないかというお話をいただいた時、ブログがどんなものなのか知らなかったし、自分はテニスをほとんどやらないし、昔から文章を書くのがメッチャ遅いし、パソコンのキーボード操作も指3、4本しか使えないしなどの理由で、はじめは断るつもりでいました。ところが、う~ん、ブログどうしようかと決めかねていたそんなある日のこと、妻の昔からの友人が家に来た時、ひょんなことからブログの話になった。「あら、是非おやりになれば。実はワタクシもやっておりますのよ。」ということで、早速俺のパソコンで見せてもらった。
彼女はフィニッシングスクールをフリーで主催している先生で、今時当然といえばそうなのだが、「丹生谷真美のフィニッシングスクール」というホームページを持っていて、その中でブログをやっていたのだ。「ほら、この日は駒沢公園の梅林を観にいったことを載せたの。」半分近くは美しく咲いた梅の写真で、文章は十数行だった。「こんな感じでいいんですよ。書けない時は写真を多用してもいいし、決まりは何も無し、構えずに気軽に始めてみたら」と勧められた。これで少し気が楽になり、ひょっとして俺にも出来るかもなどと思ってしまい、「それに、まずは始めてみて重荷になったら、最悪やめるという選択肢もありますから」という一言で、さらに気が楽チンになってしまい、つい「やってみましょう」と声を上げてしまい、自分の最初の考えとはま逆の事態になってしまったわけ。
今回はブログを始める経緯だけの話になってしまいました。まだブログ初心者いうことでお許し願って、この辺で失礼します。
たとえば、今回ブログをtennis365に載せないかというお話をいただいた時、ブログがどんなものなのか知らなかったし、自分はテニスをほとんどやらないし、昔から文章を書くのがメッチャ遅いし、パソコンのキーボード操作も指3、4本しか使えないしなどの理由で、はじめは断るつもりでいました。ところが、う~ん、ブログどうしようかと決めかねていたそんなある日のこと、妻の昔からの友人が家に来た時、ひょんなことからブログの話になった。「あら、是非おやりになれば。実はワタクシもやっておりますのよ。」ということで、早速俺のパソコンで見せてもらった。
彼女はフィニッシングスクールをフリーで主催している先生で、今時当然といえばそうなのだが、「丹生谷真美のフィニッシングスクール」というホームページを持っていて、その中でブログをやっていたのだ。「ほら、この日は駒沢公園の梅林を観にいったことを載せたの。」半分近くは美しく咲いた梅の写真で、文章は十数行だった。「こんな感じでいいんですよ。書けない時は写真を多用してもいいし、決まりは何も無し、構えずに気軽に始めてみたら」と勧められた。これで少し気が楽になり、ひょっとして俺にも出来るかもなどと思ってしまい、「それに、まずは始めてみて重荷になったら、最悪やめるという選択肢もありますから」という一言で、さらに気が楽チンになってしまい、つい「やってみましょう」と声を上げてしまい、自分の最初の考えとはま逆の事態になってしまったわけ。
今回はブログを始める経緯だけの話になってしまいました。まだブログ初心者いうことでお許し願って、この辺で失礼します。
テニス体験2006年05月23日
20数年前のことである。映画監督のゴジから突然電話が入った。ゴジというのはあだ名で本名は長谷川和彦。「ゴジ」の由来は、酔って暴れだすとゴジラのようで誰もとめられないから説とか、酒を飲み始めるといつも朝の五時まで続くから説などあり、その真偽は知らない。ゴジこと長谷川和彦監督は、ここ20年来映画を撮っていないから「そんな監督知らなあい」という人も多いと思うので、チョット紹介しておく。「青春の殺人者」で鮮烈に監督デビューし、1979年「太陽を盗んだ男」で当時の若い映画監督達のカリスマ的存在となる。が、それ以後作品はない。でも、この貴重な2作品ともDVDになってるから、興味のある人はどうぞお近くのTSUTAYAへ。
「根津、お前テニス出来るか?」「いや、やったことない」「そうか。今度村上龍の『テニスボーイの憂鬱』を映画にするんだが、お前とキョンキョンでいこうと思ってる」「キョン2? カワイイよな、あの子。でも、俺はテニスやらないし……」ゴジは全く動じず「お前がどのぐらい出来るか見たいから、俺が行ってるテニスクラブに来いや」ってなことで、数日後、彼の馴染みのテニスクラブへ出かけて行った。挨拶もそこそこにコートへ連れてかれ、いきなりネットを挟んで打ち合い開始。「おーっ、結構いけるな」とゴジ。十代の頃、大学のテニス部にいたすぐ上の兄のラケットを内緒で持ち出し、壁打ちの真似事程度の経験を頼りにこっちは必死。しばらくして、手首がだるくなってきててボールがとんでもない方へ飛び出した。「根津ヨゥ、左でやってみな」言われるがままにラケットを左に持ち替えて打ち出したら、なんとビックリ、右より球が数段速いのだ。ラリーも結構続く。多分、高校時代に剣道をやっていたせいだろう、右利きなのに、左の筋力のが強いのだ。「いいなあ。左利きのほうが映像的に格好いいから、左でいこう。よし、じゃ、次はサーブ」ところが、ここで問題発生。右では何とかなるものの、左では全くお話にならない。球に面が当たれば良い方で、ほとんどが空振りになってしまうのだ。空しくコートにはずむ球。「ま、今日は初日だからな。いけるよ。」ってことでこの日は解散。その後しばらくしてゴジから電話があった。「テニスボーイの憂鬱な、映画化権がどうしてもクリア出来ねえんだよ。リュウ(村上龍)は良いって言ってくれてんだけどよ。」 何かの事情で映画化権は原作者のリュウの手を離れてしまっていたらしい。こんな風にして消えてゆく映画の企画は無数にある。実際に映画になって、みなさんが観られるのはほんの一部で、企画だけで流れた方が多いかもしれない。
今だから言えるけど、ゴジからキョン2の名前を聞いた時、実は内心ドッキリとした。俺は彼女との共演をかなり、いやもの凄く期待していた。当時俺は彼女の隠れファンだったし、さらにこの話より少し前、彼女の部屋に俺のポスターが貼ってあるという週刊誌記事をテレビスタッフから見せられたことがあるからだ。
ってなことで、俺のテニス体験はたったの一日で終わりを告げ、俺の密かな期待は あっけなくパンクしたのだった。
「根津、お前テニス出来るか?」「いや、やったことない」「そうか。今度村上龍の『テニスボーイの憂鬱』を映画にするんだが、お前とキョンキョンでいこうと思ってる」「キョン2? カワイイよな、あの子。でも、俺はテニスやらないし……」ゴジは全く動じず「お前がどのぐらい出来るか見たいから、俺が行ってるテニスクラブに来いや」ってなことで、数日後、彼の馴染みのテニスクラブへ出かけて行った。挨拶もそこそこにコートへ連れてかれ、いきなりネットを挟んで打ち合い開始。「おーっ、結構いけるな」とゴジ。十代の頃、大学のテニス部にいたすぐ上の兄のラケットを内緒で持ち出し、壁打ちの真似事程度の経験を頼りにこっちは必死。しばらくして、手首がだるくなってきててボールがとんでもない方へ飛び出した。「根津ヨゥ、左でやってみな」言われるがままにラケットを左に持ち替えて打ち出したら、なんとビックリ、右より球が数段速いのだ。ラリーも結構続く。多分、高校時代に剣道をやっていたせいだろう、右利きなのに、左の筋力のが強いのだ。「いいなあ。左利きのほうが映像的に格好いいから、左でいこう。よし、じゃ、次はサーブ」ところが、ここで問題発生。右では何とかなるものの、左では全くお話にならない。球に面が当たれば良い方で、ほとんどが空振りになってしまうのだ。空しくコートにはずむ球。「ま、今日は初日だからな。いけるよ。」ってことでこの日は解散。その後しばらくしてゴジから電話があった。「テニスボーイの憂鬱な、映画化権がどうしてもクリア出来ねえんだよ。リュウ(村上龍)は良いって言ってくれてんだけどよ。」 何かの事情で映画化権は原作者のリュウの手を離れてしまっていたらしい。こんな風にして消えてゆく映画の企画は無数にある。実際に映画になって、みなさんが観られるのはほんの一部で、企画だけで流れた方が多いかもしれない。
今だから言えるけど、ゴジからキョン2の名前を聞いた時、実は内心ドッキリとした。俺は彼女との共演をかなり、いやもの凄く期待していた。当時俺は彼女の隠れファンだったし、さらにこの話より少し前、彼女の部屋に俺のポスターが貼ってあるという週刊誌記事をテレビスタッフから見せられたことがあるからだ。
ってなことで、俺のテニス体験はたったの一日で終わりを告げ、俺の密かな期待は あっけなくパンクしたのだった。
ブログ恐るべし!2006年05月19日
根津甚八です。このたびはたくさんのコメントを頂きありがとうございました。
ここまでダイレクトに皆様からの声が届くとは思っていなかったので、正直びっくりしています。ブログ恐るべし。
なにぶんアナログ人間なので、ブログの更新は不定期になってしまうとは思いますが、できる範囲でやっていこうと思っています。どうか宜しくお願いします。
次回は僕のテニス体験について書きたいと思いますのでお楽しみに。それでは。
ここまでダイレクトに皆様からの声が届くとは思っていなかったので、正直びっくりしています。ブログ恐るべし。
なにぶんアナログ人間なので、ブログの更新は不定期になってしまうとは思いますが、できる範囲でやっていこうと思っています。どうか宜しくお願いします。
次回は僕のテニス体験について書きたいと思いますのでお楽しみに。それでは。
ひょんなこと2006年05月17日
ブログを始めることになりました。
みなさん、どうぞよろしくお願いします。
ほとんど何の考えもなしに始めてしまうので、この先どんな展開になるのか自分でもまったく予測がつきません。ま、思いつくままに書き連ねてみます。
今回、tennis365で同時にブログを始める勝村政信君とは、10年以上前に「ウィンド・イン・ザ・ウィローズ」という舞台で共演してるんだよね。それに彼のところの一人娘とうちの一人息子は、偶然にも同じ病院で同じ頃産まれてるってこともあって、以来お互いのかみさん同士、子連れで付き合いが続いてる仲ってなわけ。
で、勝村君のブログのタイトルがどんなものなのチョイ気になって、担当者に聞いてみてビックリ。「テニスボーイは憂鬱」というんだそうだ。あれ?勝村君、きみ、サッカー野郎じゃなかったっけ?そうかあ、テニスもやるんだぁ??? ま、それはいいとして、ブログのタイトルだけど、これって、どう考えても村上龍の小説「テニスボーイの憂鬱」のパクリだよねぇ、と思ったとたん、俺の脳の中で20年前の貴重なテニス体験が蘇った。
そうだった、俺はちゃんとしたテニスコートで、テニスらしきことをしたことが一度だけある。いや、すっかり忘れていたテニスがらみのネタを、勝村君のおかげで思いだしましたよ。
でも、この話は次回のお楽しみとさせてもらいます。
物事は、「ひょんなこと」から始まって、予想もしなかったとんでもなく面白い所へ転がって行ってしまうことって意外にあるもんですよね。
これからの俺の大いなる脱線をお楽しみしていただければと思います。
みなさん、どうぞよろしくお願いします。
ほとんど何の考えもなしに始めてしまうので、この先どんな展開になるのか自分でもまったく予測がつきません。ま、思いつくままに書き連ねてみます。
今回、tennis365で同時にブログを始める勝村政信君とは、10年以上前に「ウィンド・イン・ザ・ウィローズ」という舞台で共演してるんだよね。それに彼のところの一人娘とうちの一人息子は、偶然にも同じ病院で同じ頃産まれてるってこともあって、以来お互いのかみさん同士、子連れで付き合いが続いてる仲ってなわけ。
で、勝村君のブログのタイトルがどんなものなのチョイ気になって、担当者に聞いてみてビックリ。「テニスボーイは憂鬱」というんだそうだ。あれ?勝村君、きみ、サッカー野郎じゃなかったっけ?そうかあ、テニスもやるんだぁ??? ま、それはいいとして、ブログのタイトルだけど、これって、どう考えても村上龍の小説「テニスボーイの憂鬱」のパクリだよねぇ、と思ったとたん、俺の脳の中で20年前の貴重なテニス体験が蘇った。
そうだった、俺はちゃんとしたテニスコートで、テニスらしきことをしたことが一度だけある。いや、すっかり忘れていたテニスがらみのネタを、勝村君のおかげで思いだしましたよ。
でも、この話は次回のお楽しみとさせてもらいます。
物事は、「ひょんなこと」から始まって、予想もしなかったとんでもなく面白い所へ転がって行ってしまうことって意外にあるもんですよね。
これからの俺の大いなる脱線をお楽しみしていただければと思います。