このぉ、オオカミ少年!32006年10月12日
皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 根津甚八です。
夜は寒さを感じるようにになってきました。俺の周囲には、風邪にやられてる人も結構います。皆さんは大丈夫ですか?
一週間くらい前から、掛け布団プラス毛布を使い始めました。
俺のお気に入りの毛布は、毛足の長いアクリル製です。
ベッドに潜り込んだ時の「ぬくぬく感」が、たまらなく気持ち良いんですよね。この味を知ったら、重くてチクチクする純毛の毛布には二度と戻れません。
これに似たフィーリングでお気に入りなのが、素肌に直にフリース!
こいつも一度やったら、癖になります。ビロードのようなテクスチュアが心地良いんです。お勧めですよ。風には弱いですけどね。
では、前回の続編の始まり、始まり~。
(どうしたら、いいんだ? 一体、どうしたらあ????)
ドラマの撮影はどうなる? 俺が間に合わなければ、当然撮影は延期となるしかない。俺の責任だ。あんな悪戯なんかしなきゃよかった。あ~、あ~・・・。
しかし、ここで独り途方に暮れてたって、何も変わらない。
どうにかしなくては・・・。
(待てよ、あの制服男、確か、エアーアメリカンとかカウンターとかいってたな。よし、取りあえずそこへ行ってみよう)
くそ長い廊下を逆戻りして、何とかエアーアメリカンのカウンターにたどり着いた。早速、中の女性に聞き始めた。またもや必死のブロークンイングリッシュの連発。
「エクスキュウズミー? 」
「May I help you.」
ボーディングパスを差し出しながら、必死で訴えた。
「アイ クッドゥノット テイク ジス フライト! バット、アイ マストゥ ゴー トゥ ジャパン・・・・」
このあとはあまりに長くなるので省略。とにかく俺は、知る限りの英単語をつなげて切羽詰まった事情を説明したら、何とか通じたらしい。
そして、彼女のの返答はおよそ次のようなものであった。
貴方が持っているチケットは団体割引のチケットだから、他の便には使えない。明日の同じ便なら使える。でも貴方が、今日中にナリタに着く方法がひとつある。他の航空会社の便を乗り継いで行けば可能。個人でフランクフルトからナリタ迄のチケットを全て買い直す現金を持っているなら、
出来る。と、まあ、こんな説明であった。
あいにく、そんな現金の持ち合わせが無かった俺は、今日中にナリタに着くことを諦めざるを得なかった。
とりあえず、明日の便を予約して、カウンターを離れた。
(こうとなっては、恥を忍んで3人の仲間がいる西ベルリンへ戻るか、フランクフルトの安いホテルで独りの夜過ごすか、どちらかしかない。でも、あんな嘘ついておどかしちゃったからな~・・・。といって、フランクフルトで独りぼっちの夜というのもな~・・・)
しばし迷った挙げ句、西ベルリンへ戻ることに決めた。
西ベルリンのホテルへ電話をかけた。プルルル。
「ハロー?」
電話口に出たのは、なんと、またTさんである。
「あ、おれ・・・」
「あん? 何? 根津さん???」(後で聞いた話だが、この時彼は、最近の国際便は電話が出来るのかと思ったそうだ)
「ん、それが、ホントに飛行機に乗り遅れちゃったんだよ(消え入りそうなか細い声)」
「ええっ!!! ホントに?????」
「うん・・・ホントに。いままだフランクフルト」
「・・・このぉ、オオカミ少年!!!!!」
「(シュ~ン)」
この後、俺は済まなそうに小さくなって、西ベルリンへ向かったのである。
皆さんも、悪戯はほどほどにいたしましょう。
では、またお会いしましょう。
夜は寒さを感じるようにになってきました。俺の周囲には、風邪にやられてる人も結構います。皆さんは大丈夫ですか?
一週間くらい前から、掛け布団プラス毛布を使い始めました。
俺のお気に入りの毛布は、毛足の長いアクリル製です。
ベッドに潜り込んだ時の「ぬくぬく感」が、たまらなく気持ち良いんですよね。この味を知ったら、重くてチクチクする純毛の毛布には二度と戻れません。
これに似たフィーリングでお気に入りなのが、素肌に直にフリース!
こいつも一度やったら、癖になります。ビロードのようなテクスチュアが心地良いんです。お勧めですよ。風には弱いですけどね。
では、前回の続編の始まり、始まり~。
(どうしたら、いいんだ? 一体、どうしたらあ????)
ドラマの撮影はどうなる? 俺が間に合わなければ、当然撮影は延期となるしかない。俺の責任だ。あんな悪戯なんかしなきゃよかった。あ~、あ~・・・。
しかし、ここで独り途方に暮れてたって、何も変わらない。
どうにかしなくては・・・。
(待てよ、あの制服男、確か、エアーアメリカンとかカウンターとかいってたな。よし、取りあえずそこへ行ってみよう)
くそ長い廊下を逆戻りして、何とかエアーアメリカンのカウンターにたどり着いた。早速、中の女性に聞き始めた。またもや必死のブロークンイングリッシュの連発。
「エクスキュウズミー? 」
「May I help you.」
ボーディングパスを差し出しながら、必死で訴えた。
「アイ クッドゥノット テイク ジス フライト! バット、アイ マストゥ ゴー トゥ ジャパン・・・・」
このあとはあまりに長くなるので省略。とにかく俺は、知る限りの英単語をつなげて切羽詰まった事情を説明したら、何とか通じたらしい。
そして、彼女のの返答はおよそ次のようなものであった。
貴方が持っているチケットは団体割引のチケットだから、他の便には使えない。明日の同じ便なら使える。でも貴方が、今日中にナリタに着く方法がひとつある。他の航空会社の便を乗り継いで行けば可能。個人でフランクフルトからナリタ迄のチケットを全て買い直す現金を持っているなら、
出来る。と、まあ、こんな説明であった。
あいにく、そんな現金の持ち合わせが無かった俺は、今日中にナリタに着くことを諦めざるを得なかった。
とりあえず、明日の便を予約して、カウンターを離れた。
(こうとなっては、恥を忍んで3人の仲間がいる西ベルリンへ戻るか、フランクフルトの安いホテルで独りの夜過ごすか、どちらかしかない。でも、あんな嘘ついておどかしちゃったからな~・・・。といって、フランクフルトで独りぼっちの夜というのもな~・・・)
しばし迷った挙げ句、西ベルリンへ戻ることに決めた。
西ベルリンのホテルへ電話をかけた。プルルル。
「ハロー?」
電話口に出たのは、なんと、またTさんである。
「あ、おれ・・・」
「あん? 何? 根津さん???」(後で聞いた話だが、この時彼は、最近の国際便は電話が出来るのかと思ったそうだ)
「ん、それが、ホントに飛行機に乗り遅れちゃったんだよ(消え入りそうなか細い声)」
「ええっ!!! ホントに?????」
「うん・・・ホントに。いままだフランクフルト」
「・・・このぉ、オオカミ少年!!!!!」
「(シュ~ン)」
この後、俺は済まなそうに小さくなって、西ベルリンへ向かったのである。
皆さんも、悪戯はほどほどにいたしましょう。
では、またお会いしましょう。