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根津甚八プロフィール
俳優。75年「娘たちの四季(フジテレビ)」でエランドール賞を受賞。同年「濡れた賽の目」で映画デビュー。80年黒沢明監督の「影武者」に出演。82年「さらば愛しき大地」でキネマ旬報主演男優賞、日本アカデミー賞主演男優賞受賞。85年に再び黒澤明監督の「乱」に出演し世界的評価を得る。近年は舞台を中心に精力的に活動している。
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注射 5

Merry Christmas and a Happy New Year!


皆さん、いかがお過ごしですか? 根津甚八です。

楽しいクリスマスイブを迎えられた方も、ちょっぴり寂しく過ごされた方もおられるでしょうが、本年は、ひょんなことからブログを始めることとなり、皆さんからのたくさんのコメントに励まされました。あいがとうございました。
これからも、マイペースで続けていきますので、来年もよろしくお願いいたします。
皆様も良いお年をお迎え下さい。

X'masツリー

明日から、また長あい倉庫暮らし。ご苦労様。


いや、この一週間は、やれ忘年会だ、食事会だ、クリスマスだと、連日のように深夜まで宴会が続いていて少々バテ気味であります。
その上、最近ついパンクした録画デッキの替わりにと、ネット購入したHDD&DVD録画デッキが、なんともタイミング悪いことに、我が家での宴会の当日に届き、ゲストが来るまでにセットしておこうと軽く考えたのが大間違い。
新品のデッキの梱包をといて、テレビの裏をのぞいて見て、吃驚!!!! 
埃にまみれて30本以上のコードが絡み合って、鳥の巣状態ではないか。

「なんじゃ、こりゃ」

一瞬またにしようかとも思ったが、始めたら途中でやめられないタチなので、「1、2時間で片付くだろう」と作業開始となった!

まず、絡み合ったコードの塊をほどいてゆく。
これが、もうイラツクったらない。
5chサラウンドのアンプ、プレイヤー、6個のスピーカー、ネット用モデム、光ケーブル、ビデオデッキ、テレビ達と、テーブルタップコード3本がそれぞれ場当たり的に配線されてるのだ。各ケーブルに名札を付け、整理をしてから、古いビデオデッキをはずし、分厚い取り扱い説明書(それも、2冊)と首っ引きで、何とか配線作業終了。もう汗だく。

次に、リモコンの初期設定と新デッキの設定。これがまた、機能がてんこもりだから、結構大変であった。こんな機能必要ないだろうなどと思いながら、やっと終了。

さあ、いよいよ試運転。スイッチオン!!!
ところが、テレビの入力切り替えをビデオにしてあるのに、ビデオの再生が写らない。即、メーカーのサポートへ電話。

「そちら機種では、ビデオはS1映像に対応してません。S1映像のケーブルをはずしてご利用下さい」
「でも、古い方のデッキでは接続されてて、普通に写ってましたよ」
「ええ。ですから、そちら機種では、ビデオはS1映像に対応してませんので、S1映像のケーブルをはずしてご利用下さい」
「・・・(何だ、このマニュアル通りのオウム返しは!)あ、そう、わかりました」

まるで、性能の悪いロボットと会話したような気分である。
しかし、言われた通りにすると、悔しいことに今度はちゃんとちゃんと写った。

全ての機器をもとに納めて作業完了したのは、ゲストが来る30分前であった。

配線

これが5時間の格闘の成果です。



そうです。「注射」の続きでしたよね。

茨城弁の方は、「幸雄」の全台詞を茨城弁で録音したカセットテープを繰り返し聞いておいたので、あとは、現地で生の会話に触れ、生きたニュアンスを吸収すればいい。
要するに、土地の人たちと、ざっくばらんに楽しく飲み食いしているうちに自然と身に染み込んでくるので、何の努力も必要としない。いや、むしろ楽しい時間であった。

注射にまつわる柳町監督の現場での様子を、チョット披露しておこう。

クライマックスシーンの撮影の時のことである。

「あのさあ、根津さん、歯茎に打てない?」
「はあっ?」

俺は耳を疑った。

「そりゃ無理でしょ」
「そうか? でも女優の××××××なんか、腿んとこにも刺さらなくなちゃて、歯茎にやってるらしいよ」

一応、ポーズで注射器を口の近くまで構えてみせる俺。

「これは出来ないっすよ。ものすごく痛いって」
「そうかなぁ?」

と言いながら、俺の横に置いてあった注射器をつまむと、ロケセットにしていた安アパートの玄関へ向かった。
注射器持ってってどうすんのかなと思って見ていたら、監督は、玄関というか、半畳ほどの上がりかまちの壁に下がっていたちっこい鏡に向かって、大口開けて針先を刺してるではないか!!!!!

「アイチッ・・・くぅげぇわ、うりくぁがぁ(こりゃあ、無理だあ)・・・」

それでも納得できないようす。
また、刺した!
唖然と見つめてるしかない俺。

「イチッ、・・・チチ・・・オーっ、痛ってぇ。うん、こりゃ、無理だな」

ということで、監督自らの実体験上、無理ということで納得してもらい、普通に腕に打つことでおさまったのであった。

では、また次の機会にお会いしましょう。

良いお年をお迎えください。
投稿者 根津甚八 18:01 | コメント(18) | トラックバック(0)
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